【SI_MK35 取扱説明書】SDK3環境へのワールド設置編
VRChatSDK3ではSDK2で従来使用していたVRC_triggerが使用できなくなっています。そこで今回ほけさん作のTrigger2to3を使用させていただきSDK3環境へとMK35を導入する方法を書いていこうと思います
用意するもの
・Unity2019.4.31f1 (2021/10/03時点)
・VRChatSDK3 (https://vrchat.com/home/download)
・SI_MK35
・UdonSharp (https://github.com/MerlinVR/UdonSharp/releases)
・Trigger2to3 (https://github.com/hoke946/Trigger2to3/releases)
導入
SDK3及びMK35ついてはUnityバージョンが記事と異なりますがSDK2とほとんど変わりません。下の記事をご覧ください。
また、UdonsharpとTrigger2to3も同じようにダウンロードしたunitypackageをインポートしてください。
ワールドの準備
これも以前書いた記事とほとんど変わりません。
銃の設置
さてここからが少し面倒です(ごめんなさい)
まず上に貼った「ワールド設置編」と同じようにワールドへ「SDK3_SI_MK35_LAM」をドロップ、位置を調整してください。
次にドロップした「SDK3_SI_MK35_LAM」を選択した状態で右のInsspecter最下層のAddComponentを選択、検索欄にmasterと入力し「T23_Master」を選択、ダブルクリックで追加してください。
追加したT_23Master内の「Broadcast」「Trigger」「Action」欄にそれぞれスクリプトを追加していきます。
それぞれの欄したにある「New 〇〇」右の欄にある丸ボタン(画像での1.)を押した後追加するスクリプトを選択(画像での2.)、次に「Set」ボタン(画像での3.)を押して追加。という手順で加えていきます。
Broadcastには「BroadcastGrobal」、Triggerには「OnPickUseDown」、Actionには「SetParticlePlaying」及び「AnimationTrigger」を追加してください。
次に追加したスクリプトの設定です。
緑色のラインの入ったTrigger2to3 Broadcast内のBuffer Typeを「Everytime」に設定します。
次に青いラインの下にSetParticlePlayingと書かれたTrigger2to3 Action内のReceivers右下のプラスボタン(画像の1.)を3回押しReceivers内の空欄を3つに増やして下さい。その後Scene内に配置したMK35内にある「Particle System」~「Particle System(3)」の三つをReceivers内3つの空欄に1つずつドラッグアンドドロップしてください。
青ラインの下にAnimation Triggerと書かれたTrigger2to3 Action内のReceivers右下のプラスボタン(画像の1.)を1回押し空欄を作り、その空欄右の丸ボタン(画像の2.)を押し出てきたウィンドウ内の「SDK3_SI_MK35_LAM」(画像の3. オブジェクト名です)を選択。
最後にReceivers欄の下にあるTrigger右の空欄(画像の4.)に「Mk35Fire」と打ち込みます、スペルミスをすると動作しないので注意してください。
ここまでで銃の設定は終了です。設定済みの銃を「Ctrl+D」で複製することができますし、画面下部のProjectにD&Dし「Prefab Variant」を選択することで設定済みのPrefabを作成することもできます。
ターゲット(的)の設定
まず銃本体と同じく「ワールド設置編」と同じようにワールドへTargetフォルダ内の「SDK3_Target_Prefab」をドロップ、位置を調節してください。
ここから銃本体と同じように設定していきます。
※下の「T23_Master」等は「SDK3_Target_Prefab」ではなくその中にある「Target」(上の画像左のグレーハイライトの箇所)に追加してください。
上の画像が完成形です。銃本体の設定時と同じように「Add Component」から「T23_Master」を追加しますが、銃本体の時とは違いBroadcastには「BroadcastLocal」、Triggerには「OnParticleCollision」、Actionには「AnimationTrigger」1つを設定してください。
また、それぞれ3つのスクリプトの設定についてはTrigger(黄色い線)内のLayersを「Everything」に、Action(青い線)内のReceiversには「Target」を選択しその下Triggerの欄に「Mk35Fire1」と打ち込んでください。
ここまでで的の設定は終了です。設定済みの的を「Ctrl+D」で複製することができますし、画面下部のProjectにD&Dし「Prefab Variant」を選択することで設定済みのPrefabを作成することもできます。
ワールドアップロード
ここから先のワールドアップロードはSDK2と変わりません。
レーザーサイトを外したい場合
LAM(レーザーサイト)を外したい場合はHierarchy内の銃内部にある「LAM_S2」を消去した後に銃を選択した状態で画面右側Inspecterにある上から3つ目と4つ目のBox Coliderを削除(右クリックしてRemove Component)してください。
今回かなり急ぎ足で端折って説明したところが多々あります。不明な所等あればお気楽にBoothのメッセージやTwitter『@Kon_3510』のDMにてご連絡ください。
最後に、Trigger2to3作者のほけ様に最大の感謝を
モデリング日記:3/21 メインギアがほぼ完成したよって話
どうもこんにちは、ゆくちまです
今日の進捗は~メインギアが大体完成しました!
え?それだけかって?うんそれだけ、元々結構完成してたし進捗としては少ないかもしれないけど...まぁ聞いてくれや...
とりあえず動作の動画はこちら!
メインギアのサスペンションうまいことできた
— ゆくちま (@Kon_3510) 2021年3月21日
IKのこと...少し分かった気がする pic.twitter.com/z3fEYumMig
今日やったことはタイヤと脚を繋ぐサスペンション部分の作成だね。
外装を外すとこんな感じ
実機の写真がこれ、この写真があったから造形の面ではスムーズに製作が出来た。ただ問題だったのは上の動画で動きを見てもらったリンク機構だった。これも最初は前回までアクチュエータを動かした方法でやろうかと思ったのだけれども...やっぱり親とか子がわけわからんくなったりそもそもターゲットが動かないじゃん!等の問題があって悩みました、それはもう悩み続けましたね...
んで結果的にこの問題を救ってくれたのがIKでした。IKについては下に張るリンク先で学びました。「IKってなんやねん」状態から張った動画みたいに動かすとこまで持っていけたのですごいありがたかったです。サイト作成者の方に感謝。
一応今回の場合での流れを備忘録を兼ねて書いておくと
上の図でギアのボーン>Maingear.004>005の順となっていて005にIKを設定。チェーンの長さを2に設定してコントローラーとなるボーンには007を選択、ほぼほぼこれだけでさっきの動画まで持っていけました。Blenderに限りませんけど知らないと悩み続け、解決する機能を知れば一瞬で問題が解決されるってこと結構多いなぁって最近感じてます
さて、ということで今日の進捗としては以上です。ここからは普通のブログみたいなことを書いてみようかな。皆さん、シンエヴァ見ましたか?私は1回だけ見ました、面白かったです。ネタバレ云々あるので内容については触れませんが正直私は分かったとこ半分わからんとこ半分みたいな感じで完璧に理解はできませんでしたw
やはり2回は見たほうがいいかな...というわけで明日もう一度見てきます、しかも4DXで!(前回は普通に2D)これがめちゃめちゃ楽しみでソワソワして眠れないかもです!明日の日記では4DXどうだったかの感想も載せようかなと思ってます。
それではおやすみなさい~
...やっぱりその...文才というか、そもそも文を書く能力といいますか、かなり私って欠損しているほうなんで日記書くのって難しいですね...読みずらかったらすみませんね?
モデリング日記:3/20 スポイラーの中とランディングギアのアクチュエータ
こんにちは、ゆくちまです
ちょっと時間が時間で眠いので進捗サクッと書いちゃいましょう
スポイラーの中をしっかりと作ってみた
— ゆくちま (@Kon_3510) 2021年3月20日
すっげぇ疲れたわこれ... pic.twitter.com/C0ThPKBzvb
見えるところはしっかりとつくりたい!って思いでスポイラーの中を作成しました!ちなみに資料としてはイギリス空軍のファントムのマニュアルにあった図(下図)を参考にしましたが...まぁ端折ってるとこ多いけど雰囲気は出てるよね?
さてお次はランディングギア、これはまだ完成はしていないのだけれどアクチュエータは製作できました!
ランディングギアのアクチュエータもうまいこと動いたね pic.twitter.com/ILd7JZkaca
— ゆくちま (@Kon_3510) 2021年3月20日
作り方は前回エアブレーキ作ったときとまったく一緒、これいろいろと応用が効きそうで面白いです
さて、明日はランディングギアを完成までもっていこうかとおもいます。おやすみなさい!
モデリング日記:3/19 エアブレーキの可動部
皆さんこんにちは、ゆくちまです
前回の日記で書いた通り今回はエアブレーキのアクチュエータの作動を頑張ってみました、とはいっても動画を見てみたらすっごい簡単だったんですよね...
Machine & Piston | Let's Build It In Blender
参考にしたのはこちらの動画、いやーほんっとわかりやすかったです。この通りにやっていくだけでボーンとか触ったことなかった私でも...
エアブレーキのアクチュエータうまく動いた!優勝!! pic.twitter.com/2rwAnDGLvr
— ゆくちま (@Kon_3510) 2021年3月20日
こんな感じでしっかりと動作するものが出来ました!!
結構応用が効きそうなのでこれからランディングギアとか、スポイラーとかにつかっていきたいですね!それではまた次回
モデリング日記:ここまでの進捗
どうも、ゆくちまです
モデリング日記1回目ということで、今ちょうど何をモデリングしているのかについて
今モデリングしているのはF-4ファントムⅡ戦闘機になります。ええ、つい一昨日航空自衛隊でもその役割を終えた有名戦闘機です。私も引退前1カ月から岐阜基地に通い詰めて飛んでいる姿を見ていたので引退した日のショックはかなり大きかったです...
さて、話を戻して現在の進捗について
実はこの機体のモデリング自体はかなり前から開始しており(それこそ去年から)かなり形はできています。いつ見てもかっこいい機体ですよね...
この3DモデルはVRC上で飛ばすことが出来たら面白いよなーと思い製作を始めたはいいもののこれまでモデリングしてきたものにはなかった可動部(ランディングギアやらドアやら)の制御をどうやってやればいいのか全く分からず試行錯誤しているところです。
今日はこれから手始めにエアブレーキを動かすためのピストンの可動をボーン制御でなんとかやってみようと思っているので今から頑張ってみますー
今日中に出るであろう記事に続く
モデリング日記というものを始めてみようかと
皆さん初めまして?ゆくちまです
元々Boothにて販売している3Dモデルの使用チュートリアルを載っけるために作ったこのはてなブログですが、これからは3Dモデリングの日記的なものを載せようかと思っています。
内容としては名前の通りでその日のモデリングの進捗状況を載せていく感じです、学生という身分であったりの都合で毎日は無理でしょうが2,3日に一回は投稿をする...予定ではあります
とはいえ実は私恥ずかしながらこれまでにニコニコ動画に実況動画を出してはPart2ぐらいで失踪...Yahooブログで模型関係の投稿を始めても2回ぐらいで失踪...などなどの失踪をしてきた人間でして正直このブログがどれだけ続けていけるかはまだわかりません。
一週間以上投稿がなければ「こいつまた失踪したんだな」とコメントしてくだされば多分ビビッて投稿再開するかとおもいますのでよろしくお願いします。
【SI_MK35 取扱説明書】アニメーションオーバーライドでアバターに持たせてみる編
2021/02/05 追記
この記事はVRCSDK3登場以前に書かれたものです、よってVRCSDK3には対応していない可能性がございます。ご了承ください。
今回はアバターに持たせてみましょう。
今回必要なもの
・モデルを持たせたいアバター
今回は、カラクリ様(@karpo_tw)製作の響狐リクちゃんを使わせていただきます。
アニメーションの準備
アバターの複製
「Hierarchy」内に準備したアバターを選択して、CtrlとDを同時押しして複製をしてください。ここで複製したアバターでアニメーションの調整をしていきます。
位置が被っているので、複製元のモデルは取り合えず非表示にしておきましょう。(右枠Inspector下のチェックボックスで非表示にできます。)
複製アバターにMK35を持たせる
「Asserts⇒SI_MK35」内にあるSI_MK35Avatar_Grip.prefabをHierarchyモデル内の右手にドロップしてください。(右手のボーンはArmature⇒Hips⇒Spine⇒Chest⇒Shoulde
r⇒Upper Arm.R⇒Lower Arm.R内にあることが多い気がします)
ハンドガン位置の調整
同じくSI_MK35内にある「ハンドガン_Grip.anim」を、複製アバターの親にドロップしてください。(画像では赤矢印の先)
次に、Animationウィンドウを表示します。
ツールバーの「Window⇒Animation」から表示できます。(画像では下部に表示しています)
次にAnimationウィンドウの左上にある赤い録画ボタンを二度押してください。押すと画像のように中腰になり、同時に右手が銃を持つ時の手になるはずです。
それでは銃の位置を調整していきましょう。HierarchyのSI_MK35_Gripを選択し、回転や移動を使って手にフィットする位置に銃を移動させてください。
指の調整
同梱しているアニメーションはUnityちゃんで調整してあるので、他のアバターだとうまく形が合わない場合があります。(銃が指にめり込んでしまう場合など)
この場合、指の調整をする必要があります。
Animationウィンドウの左にそれぞれの指の関節のボーンが書かれているはずです。
調節には数字かカーソルを使います。(カーソルのほうが感覚的にできるかと思います)
調整したいボーン名と右の数字の境にカーソルを持っていき、ドラッグをすると調節ができます。
アニメーションを弄る
まず銃を出現させるアニメーションを作るため、銃を非表示にしてください。
アニメーションに銃の出現を入れます。画像の順番で押して行ってください。(1で録画を開始して2で出現、3で録画を終了しています)
アニメーション内の時間軸設定
VRChatでは、アニメーションが2フレーム分必要になります。今設定したのは1フレーム目になりますので、もう1フレームが必要になります。今の作業をもう一度やるのは面倒なので、コピーをしちゃいましょう。
(画像の情報量が多くてスミマセン...)
画像の順番で0:01にコピーをしてください。
これでアニメーションの準備はできました。
本アバターへの組み込み
いよいよ本アバターに組み込みますHierarchyからこれまで弄ってきた複製アバターを非表示にした後、本アバターを表示状態にしてください。
アバターにMK35を持たせる
複製アバターに持たせた時と同じ手順で、本アバターにもMK35内にあるSI_MK35Avatar_Grip.prefabを右手ボーンに置きます。
ハンドガンの位置を調整します。
複製アバターの銃を選択し、画面右上のPosition及びRotationの値をコピーし、本アバターの銃の同じところに貼り付けます。
面倒ですが、一つ一つやっていきましょう。
ペースト作業が完了したら、本アバターの銃を非表示にしてください。
アニメーションオーバーライドの設定
まずMK35ファイルの中にある「CustomOverrideEmpty」を選択し、設定画面を表示させます。(画面右側)
次に、「ハンドガン_Grip.anim」を、設定画面の欄のうち、設定したいジェスチャに入れてください。(画像ではHandgunに入れました)
それぞれのジェスチャは、この画像のように対応しています。参考にしてください。
アニメーションオーバーライドをアバターに設定します。
Hierarchyでアバターを選択して、画像の矢印の先にある「Custom Standing Anims」と「Custom Sitting Anims」の欄に先ほど設定した「CustomOverrideEmpty」をドロップしてください。
アバターアップロード
お疲れさまでした!!あとはアップロードをするだけです。
ツールバーのVRChatSDK⇒Show Build Control Panelを選択し、ウィンドウを開きます。
開いたウィンドウのBuild&Publishを押してアップロードをします。
(ここで保存ウィンドウが出た場合、シーンを保存する必要があるので、何か適当な名前を入れて保存してください。)
アップロード画面が出てきます。それぞれ設定内容を説明します。
1.アバターの名前です。好きな名前で大丈夫です。
2.アバターの説明欄です。記入しなくても大丈夫です。
3.セクシャルな表現や、ゴア表現などがある場合は該当するものにチェックをしてください。
4.公開設定です。基本はPriivateを選択します。Publicを選択すると他人にアバターを貸したりできるようになるそうですが、MK35はアバターでのPublicアップロードを禁止しているので、Privateを選択してください。
5.上に書いた内容が正しいことを確認して、チェックをしてください。
1,4,5を記入後「Upload」(赤線部)を押すと、アバターのアップロードが始まります。
アップロードが終わるまでしばらく待ちましょう。
アップロードができたか確認
アップロードが終わったら、VRChatを起動して確認してみましょう。
メニュー画面のWorldを開くと、Personalの欄に先ほどアップロードしたアバターがあるはずです。Changeしてみましょう
オーバーライド設定時に選んだジェスチャーをし、右手にMK35が現れれば成功です!!お疲れさまでした!
ワールド設置編もよろしければご覧ください!!