【SI_MK35 取扱説明書】アニメーションオーバーライドでアバターに持たせてみる編
2021/02/05 追記
この記事はVRCSDK3登場以前に書かれたものです、よってVRCSDK3には対応していない可能性がございます。ご了承ください。
今回はアバターに持たせてみましょう。
今回必要なもの
・モデルを持たせたいアバター
今回は、カラクリ様(@karpo_tw)製作の響狐リクちゃんを使わせていただきます。
アニメーションの準備
アバターの複製
「Hierarchy」内に準備したアバターを選択して、CtrlとDを同時押しして複製をしてください。ここで複製したアバターでアニメーションの調整をしていきます。
位置が被っているので、複製元のモデルは取り合えず非表示にしておきましょう。(右枠Inspector下のチェックボックスで非表示にできます。)
複製アバターにMK35を持たせる
「Asserts⇒SI_MK35」内にあるSI_MK35Avatar_Grip.prefabをHierarchyモデル内の右手にドロップしてください。(右手のボーンはArmature⇒Hips⇒Spine⇒Chest⇒Shoulde
r⇒Upper Arm.R⇒Lower Arm.R内にあることが多い気がします)
ハンドガン位置の調整
同じくSI_MK35内にある「ハンドガン_Grip.anim」を、複製アバターの親にドロップしてください。(画像では赤矢印の先)
次に、Animationウィンドウを表示します。
ツールバーの「Window⇒Animation」から表示できます。(画像では下部に表示しています)
次にAnimationウィンドウの左上にある赤い録画ボタンを二度押してください。押すと画像のように中腰になり、同時に右手が銃を持つ時の手になるはずです。
それでは銃の位置を調整していきましょう。HierarchyのSI_MK35_Gripを選択し、回転や移動を使って手にフィットする位置に銃を移動させてください。
指の調整
同梱しているアニメーションはUnityちゃんで調整してあるので、他のアバターだとうまく形が合わない場合があります。(銃が指にめり込んでしまう場合など)
この場合、指の調整をする必要があります。
Animationウィンドウの左にそれぞれの指の関節のボーンが書かれているはずです。
調節には数字かカーソルを使います。(カーソルのほうが感覚的にできるかと思います)
調整したいボーン名と右の数字の境にカーソルを持っていき、ドラッグをすると調節ができます。
アニメーションを弄る
まず銃を出現させるアニメーションを作るため、銃を非表示にしてください。
アニメーションに銃の出現を入れます。画像の順番で押して行ってください。(1で録画を開始して2で出現、3で録画を終了しています)
アニメーション内の時間軸設定
VRChatでは、アニメーションが2フレーム分必要になります。今設定したのは1フレーム目になりますので、もう1フレームが必要になります。今の作業をもう一度やるのは面倒なので、コピーをしちゃいましょう。
(画像の情報量が多くてスミマセン...)
画像の順番で0:01にコピーをしてください。
これでアニメーションの準備はできました。
本アバターへの組み込み
いよいよ本アバターに組み込みますHierarchyからこれまで弄ってきた複製アバターを非表示にした後、本アバターを表示状態にしてください。
アバターにMK35を持たせる
複製アバターに持たせた時と同じ手順で、本アバターにもMK35内にあるSI_MK35Avatar_Grip.prefabを右手ボーンに置きます。
ハンドガンの位置を調整します。
複製アバターの銃を選択し、画面右上のPosition及びRotationの値をコピーし、本アバターの銃の同じところに貼り付けます。
面倒ですが、一つ一つやっていきましょう。
ペースト作業が完了したら、本アバターの銃を非表示にしてください。
アニメーションオーバーライドの設定
まずMK35ファイルの中にある「CustomOverrideEmpty」を選択し、設定画面を表示させます。(画面右側)
次に、「ハンドガン_Grip.anim」を、設定画面の欄のうち、設定したいジェスチャに入れてください。(画像ではHandgunに入れました)
それぞれのジェスチャは、この画像のように対応しています。参考にしてください。
アニメーションオーバーライドをアバターに設定します。
Hierarchyでアバターを選択して、画像の矢印の先にある「Custom Standing Anims」と「Custom Sitting Anims」の欄に先ほど設定した「CustomOverrideEmpty」をドロップしてください。
アバターアップロード
お疲れさまでした!!あとはアップロードをするだけです。
ツールバーのVRChatSDK⇒Show Build Control Panelを選択し、ウィンドウを開きます。
開いたウィンドウのBuild&Publishを押してアップロードをします。
(ここで保存ウィンドウが出た場合、シーンを保存する必要があるので、何か適当な名前を入れて保存してください。)
アップロード画面が出てきます。それぞれ設定内容を説明します。
1.アバターの名前です。好きな名前で大丈夫です。
2.アバターの説明欄です。記入しなくても大丈夫です。
3.セクシャルな表現や、ゴア表現などがある場合は該当するものにチェックをしてください。
4.公開設定です。基本はPriivateを選択します。Publicを選択すると他人にアバターを貸したりできるようになるそうですが、MK35はアバターでのPublicアップロードを禁止しているので、Privateを選択してください。
5.上に書いた内容が正しいことを確認して、チェックをしてください。
1,4,5を記入後「Upload」(赤線部)を押すと、アバターのアップロードが始まります。
アップロードが終わるまでしばらく待ちましょう。
アップロードができたか確認
アップロードが終わったら、VRChatを起動して確認してみましょう。
メニュー画面のWorldを開くと、Personalの欄に先ほどアップロードしたアバターがあるはずです。Changeしてみましょう
オーバーライド設定時に選んだジェスチャーをし、右手にMK35が現れれば成功です!!お疲れさまでした!
ワールド設置編もよろしければご覧ください!!